読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

早変わり

 

 先日息子が裁判傍聴のはしごをしてきた話の中に、冤罪を主張している被告の裁判があった。

 罪状それ自体は情けない部類だが、本人は終始おいおい泣いていて、横についた国選弁護人がてきぱきと受け答えしている。傍聴席から見ていても「ほんとにこれはやってないのかも」とだんだん思えてきた、と。

 

 被告自身が話した内容で一番印象的だったのが取り調べの話。

 取り調べの記録がオンになっているときは申し分なく紳士的な刑事たちが、オフになった途端「ゴルァー!!」モードに豹変するのが怖かったと気弱げに申し立てる被告。

 

 本人のいう事が詳細まで本当であれば災難(or自業自得)でしかない状況だけど、第三者の目から俯瞰すると、スイッチオンとオフで人格が変わる取調べって・・・・笑いごとじゃないはずなのにおかしくて困る。