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寸評

 

 高橋優の「今、そこにある明滅と群生」を聞いている。

 

 アグレッシブな作風のアーティストなら過去に何人もいて、しかしビッグネームであるものも含めてどれも聞いていてぴんと来なかったのに、これは自分の耳にすっと入ってくる。

 

 共感を覚えるのは、J-POPには珍しいアイロニーが前面に出ているからかも知れない。

 例えば3曲目「裸の王国」の「すごかった マジ笑った はい終わり」の痛烈さ。5曲目「WC」の「WCん中の行為に大差ない」のシニカルさ。

 毒気にあてられても不思議と後味は悪くない。そしてその隣に素直すぎるくらいのラブソングが並ぶ面白さ。

 

 もっと早く聞いておけばよかった。

 ギターでまだまだ戦えるのだ。合わない人にはとことん合わない作風かもしれないが、私は凄く面白いと思った。