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ナーバス

 

 父の実家は今はもうない。土地には墓だけが残っている。

 その墓参りに行ってきたと、名物饅頭の土産を持って母と父が家にやってきた。二人とも忙しいとのことでほんの一時間だったがいろいろと駆け足で話をした中に、何らかのトラブルに巻き込まれたらしく、連絡が取れなくなっている親族がいるとの情報があった。詳細は書かないでおくほうがいいかもしれない。

 

 去年FBで私の旧姓などを、私の知らない複数の第三者に悪意なく披露した後輩に注意をして削除をしてもらったことがあった。旧姓と今の姓との紐付けをする情報を私はふだん公の場には提供していない。強い思い込みによる逆恨みなどの理不尽な過去のトラブルをふたたび呼び込む可能性と、公開で得られる利益を秤にかけると割に合わないと思ったからだ。

 

 私もあの時は自分が過敏すぎるのか?世間と感覚がずれているのか?としばらく実は悩んだんだけど、上記のような出来事も世間にはないではない。結果的にあれでよかったと今は思う。

 

 以前一度書いたことがあるかもしれないが、私がそのような話題に関して神経質だと思われた一番最初の事件?は、本人写真とフルネーム入りのメールを、私の知らない第三者(異性)に送られた出来事だったと思う。合コンの人選のためだったそうだけど、困ったことに送った女性も、送るよう促した男性も、載せられた私も、全員同年代の既婚者なのだ。

 

 掲載された人は私以外にもいたけれど、私のほかは抗議がきてなかったそうで、世間との感覚のずれに私は困ってしまった。

 なにより困ったのは、夫の職場とその男性たちとの職場が非常に近い関係性にあったことだ。「◎◎の奥さん、呼んだら合コンに来るらしいで」と言われていちばん迷惑するのは誰であろう、うちの夫だ。いったい何の嫌がらせだと思う。

 

 その話には続きがあって、疎遠にしていたその彼女とLINEがきっかけで数年後再会する。

 昔のことを水に流して居酒屋でさし飲みしたはいいが、不倫相手とまだ続いていた彼女、あろうことかうちの夫と同じ会社に在籍していたその相手にうれしくなってか?「お友達にこんな人がいるの」と私たち夫婦の名前(私はフルネーム・・・)と住所を教えたことがあると言い出した。

 

 あれだけ疎遠にしても、友達の数のうちに入れていてくれたのはうれしいけれど、その男性の身になれば不倫の関係にある女性がいるという事実は基本人に知られたくない・知られたらまずい情報なのだということが彼女にはわからない。わからないから「善意」で教えてしまう。

 うちの情報だけが丸裸になってしまっていて、向こうからは「あ、こいつが俺の不貞を知っている可能性があるやつらだ」と一方的に見える状況になってるってことで、考えすぎ!と人には言われたけど、人員削減の掛け声も高い中で向こうがどんな権限を持っている人なのかもわからず、普通に怖いよこれは。

 

 その辺を懇々と諭したうえで再び疎遠にしたけれど、周囲からはうるさい人だと思われているのは間違いがなく、その証拠に昔の職場の人たちとの付き合いはほとんどない。