プリインストールアプリに思うこと

 

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 iPhoneのプリインストールアプリが、とうとう次のアップデートでは削除できるようになるそうで。

 そうなるとますますAndroidに戻る気がなくなってくる。

 いまはiPhoneを使っている私だが、かつてはAndroid使いだった。容量も狭く、まだ中身も練れてない時期の機種だったせいもあるのだろうが、しょっちゅうキャッシュを掃除したりメモリを開放したりしながら使ってきた。

 

 iPhoneに変えてからはメモリ自体を意識したことがない。忘れていたというか、そういや特に何もしてないな、と。

 サブ機のiPhone5cで、ingressやらHangoutやらIITCやらの複数のアプリをいっぺんに動作させているとごくたまに動作がおかしくなるが、ダブルクリックしてメモリを逃がすのはそんな時くらいだ。

 

 バックグラウンドでの更新を切るなど、事前に設定をしておけば勝手に走り出すアプリはほとんどなくバッテリーも減らないのはありがたい。

 

 なんで今更しみじみこんなことを書いてるのかというと。

 家人に貸していたSO-03Dが先日手元に戻ってきたのだ。ところが中身をROM焼きで香港版のAcroSに書き替えているのを忘れていてうっかりアップデートしてしまい、ベースバンドが書き替えられてしまった。

 ベースバンドだけ直してもよかったが、ちょっとした好奇心でdocomo版に焼き直したら、久しぶりに目にしたプリインストールの独自アプリの数にめまいがしそうになったのが昨晩。

 

 中古で入手したこのSO-03Dは4年前のモデルだ。当時Google謹製のNexusなどのごく一部を除いては、Androidはバックで蠢いてアンインストールもできない大量のキャリア独自アプリ群と抱き合わせだったが、今ざっと検索してみてもあまり変わらない様子なのでちょっと驚いた。プリインストールアプリ(特にキャリア独自アプリ)を歓迎している声って、知っている限りでは聞いたことがないのに。

 使い始めの設定で延々と、無効化無効化、と内職みたいにいじる煩わしさを思い出すと、とてもじゃないが使う気になれない。

 削除できないサービスアプリをてんこ盛りにする商習慣は、端末自体の魅力を損なっていると私は思う。サービスの提示として必要なのはわかるが、ユーザビリティに重きを置くなら削除する自由をユーザーに与えてほしい。あとから焼いてみた香港版のAcroSがどれだけすっきりして使いやすかったことか。

  

 iPhoneにも削除できないアプリはあったけど、せいぜい10個かそこらで数が知れてるからフォルダーに放り込んでおけば気にならなかった。

 その要らないアプリ用のフォルダーさえ、この秋にはとうとう要らなくなってしまうのだ。

 

 

追記:実際は削除は出来ずディスプレイから消えるだけ、という続報が。まあ消えるだけでもいいかな、バックグラウンドで暴れるわけで無し。