「なぜ・・・思い出してみた」の続き(雑感)

 

 選挙の季節は何となくネットを見るのが嫌になって遠ざかりがちになるのだけど、朝起きぬけにニュースくらいは見ようかとスマホを触ったら、はてブ小島アジコさんの長文が朝から目に飛び込んできて一気に読んでしまった。

 取り急ぎ、フリーズドライの離乳食は天才だと言いたい。強く言いたい(私は最初の手作り2回程度で挫折してから、それしか使ってない)。

 あと、編集者パネエっす。

 

 昔近所に子供の体重をとても気にしているお母さんがいて、うちの子供が今何キロか聞かれた時に、量ったけど忘れた(ほんとに忘れた)と言ってドン引きされた雑な育児の私が確信をもって言えることはほとんどない気がするけど、子供の育てやすさってスロットマシーンの揃い目のようだなあと思う。ただその当たりはずれも恒久的なものではないのだけど。

 アジコさんちの下のお子さんのように、夜は比較的よく寝てくれる子供がうちには2人あたった。その反面ねずみ花火のようによく動き何をおっぱじめるかわからない(もちろんそれぞれ個性の違いはある)。なので私が主にライフを削られたのは立って動き、外によく出るようになってからだ。

 ただ、しんどかったことの詳細は大概忘れてしまったなあ。

 

 強いてあげれば、上の子供が入院治療を要する病気をして可哀想だったことと、下の子供が私の幼少期そっくりに、小学校に入ってもじっと座ってられない&忘れ物大王になってしまったのはメンタル削られたかな。上の子は幸い平癒し、下の子供もいずれ自分のように成長につれ何とかなるだろうと長い目で構えることにした。

 プラスマイナスをいうなら、長い月日を重ねてもわからないことはまだいっぱいある気がする。

 

 ライフの回復には趣味が役に立つとの指摘はほんとそうで、私は寝る前とか手が空いた時に本や新聞などの活字を読むのが当時の最高の癒しだった。

 それも人によっては苦言の対象にされてたことを思い出す。曰く、本なんか読んでないでもっと育児に心血を注げと。没頭して他の事なんか考えられないくらいやるべきだと。

 内心ではいろいろと思っていたがへいへい流してた。

 育児の愚痴を言うと心構えなどを説教する人が結構出てくるってのはすごくわかる。特別な知識がなくても誰でも一席ぶてるから(ここで我が身を振り返るモード)。

 体力の前借りをしなくてもいいようにできればいちばんいいんだけど、環境によっては難しい。それを精神論で賄おうとするのは悪手中の悪手だというのもわかる。

 

 余談になるけど、下の子供がまだ小学校に上がる前くらいに夫の会社で大々的な一律賃金カットがあって、私は急に働きに出ることになった。上の子は学童保育に頼み、下は幼稚園が延長保育をやってたので申し込み、夕方遅くに迎えに行く毎日だった。連日の立ち仕事でくたくたで、ほかのお母さんが普通にやってる読み聞かせをする体力は残ってなかった。

 でも寝る前に寝転んで本を読んでいる私を見てたのか、読めと言わなくてもいつのまにか2人とも本を読むようになってた。そういう結果オーライもあるので面白い。