読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私の年末年始

年末は29日を除いて大晦日までみっちり仕事をしていた。

職場の隣のスーパーはいつもなら深夜まで開けてるけど大晦日は早く閉まってしまうので、休憩時に口に入れる少しばかりの食べ物と一緒に、珈琲や紅茶に入れるための牛乳2パック(休日は家族全員が一日中それらを飲んでるのでこれくらい要る)と明日の元旦をのたくら過ごすためのポテチ大袋を購入。

 

入れ替わりに休憩に入る若い社員さんが、仕事が引けた後友人らと集まるんだー、と言ってる。ウイスキーを持参するかどうか迷ってる風なのでついつい銘柄について語りたくなり口の端がむずむずするがどう考えてもただのお節介なので我慢する年の暮れ。

 

蛍の光が鳴って店が閉まり、よいお年をと挨拶をして一抜けしたら居酒屋へ。

家族のちょっとしたお祝いで今日はめずらしく外食だ。

家に戻ったら紅白は録画しているとのことで、それじゃあ、と風呂が沸くまでなんとなくガキ使を見ていたが、何がツボに入ったのか家族4人の中で夫だけが悶絶しながら笑ってる。いや私も笑ってたけど呼吸困難になるほどではないので、こんなに笑いのツボが違ってても長年平穏無事に暮らしてきたんだなあと妙な感慨にふける。

 

元旦。

皆だらだらと遅めに起きてくる。喋りまくるさだまさしをつい夜更けまで見てしまったからだ。

そしてだらだらと雑煮を食う。白味噌に丸餅のよくある雑煮だ。合間におせちをつまむ。おせちを作る間がよくあったなって?ないない。うちのはパックで間に合うなんちゃってで、ごまめ黒豆酢蓮根に棒鱈昆布巻鯛の子穴子巻だし巻き卵!と私の好きなものだけが並んでる独裁おせちなのだ。

とりあえずこの量だとまだ明日もある。

オーシャンズ11を最後まで見てしまい、それから近所の神社へ初詣へ。

もう午後だし人出もそんなには、と思ってたが甘かった。参拝者の長蛇の列ができている。こんな時のためにと持ってきたingress用のスマホを取り出すが、スキャナの中のポータルは全部味方色であんまりやることがない。補強のレゾを刺してとりあえずコモンシールドなどを入れておく。どこからでもかかってこい暇人どもよ(でも誰も来ない)。

しかし正月というのに暖かい。とある季節商品を仕事で扱っているがそりゃ売れないはずだわとしみじみ思う。

 

家に帰ってポテチをあけながらビール。紅白の録画を飛ばしながら見る。松田聖子赤いスイートピーの節ため過ぎ!などと突っ込みを入れながら見終わったころには日が暮れている。

夜は2日前に買っておいた材料で蟹鍋。皆蟹の身をせせるために言葉数が少なくなる中、私が身を取り出すために細い足をボキボキ折る音が響いて、どことなく未開人の宴のようだ。

 

2日。

初出。しかも朝一の早出。ちょっと頭が痛い。春鹿純米吟醸が美味くて前夜飲みすぎたようだ。

それでも仕事自体は大過なく終えて、自分には珍しい昼過ぎの仕事上がりに気持ちを弾ませながら、さっとダウンコートを羽織って仕事場を後にした。

トースト用のパンなどの最小限の買い物を済ませて、家の前まで帰って来た時にふと右のポケットに手をやると見慣れない車の鍵と家の鍵が入ってる。ほぼ同じデザインの他人のコートを着て帰ってきてしまったらしい。急いで職場へ戻り事なきを得た。おそるべしユニクロ(のせいなのか?)。

 

3日。

来客あり。ただしうちの親。

和牛霜降り肉を持ってきてくれるというのでビール一箱を用意する。あらかじめ午前中に近所のおいしいケーキ屋で買っておいたケーキを出す。これが世にいう等価交換の原則である(違う)。

その肉で夜はすき焼きをする。で、以前も書いたことがあるけど私だけ胃腸の具合がよろしくなくなるまでがうちの正月だ。腹6分目にしていたが今年もダメだった。

天一のこってりラーメンの替え玉を頼んでも、筋コン入りネギ焼きを二枚食べても、一口かつを10口食べてもびくともしない私の胃腸が、和牛霜降りすき焼き肉で毎回フリーズするのはどういう仕組みなのだろう?

 

4日。

仕事だ。ほぼ普通の日常だ。ただ、年始の挨拶をまだ交わしていない人がちらほらいるのに誰におめでとうと言ったのか言ってないのか混沌とした状態になってしまっていて早よ終われ正月。

人が少なくて業務に追われたが出ないと思ってた高額商品が売れて、お客様を見送った後思わず「生きてるといいこともあるのねえ」と口走ってしまい、同僚に何とも言えない笑顔でフォローされる私の年明けだった。