休日の朝、たまたまつけていた爆笑問題のTV番組を見ていたら、PokemonGOが歩きスマホを助長するので問題だ、と太田が批判している。
「画面見なくてもゲームできるようになってるのに、なぜかどこもそれをあんまり言わないよね」
と言うと、下の息子が、
「太田なら知っててもあえて言わなさそうじゃん」と言う。「でさ、指摘されたら、それは知らなかった、とか言って」
大いなる偏見だけど、あまり違和感はない。
多くのメディア上で実際に事故やトラブルを減らせる情報を流すことよりも優先されるのが、新しく世の中に出現したものへ眉をひそめて見せるポーズだったり、そういう感情をあえて波立たせたりすることだったりするのを見ていると、情報の有用性よりも共感のほうがここでは優位なのか、と思う。
なぜこんな問題の多いゲームを配信したのか、自分は歩きスマホの人間が近寄ってきたらわざと避けずに衝突してやる、と書いている一般の方の新聞投書を読んで、朝からすこし考え込んでしまった。