固定回線で延々と悩むの巻

 

 ダイヤルアップの時代から数えてみると、家のインターネット接続に関しては結構いろいろとプロバイダを変えてきた。

 eoに落ち着いたのは7年前ほど。遠方の家族と固定電話で連絡を取る必要があったため、集合住宅の低層階住まいの我が家は、むりやりホームファイバーを引き込んだ。それが始まり。当時うちの建物にはUCOMしか対応していなかった。

 当然今はeoの長割の対象になっているので、ホームタイプの割には安く済んでいるほうだと思う。

 

 ところが近年、フレッツとauひかりが設備を置くようになった。

 うちにも何度か勧誘しに来られたが、長割対象のホームタイプと数百円しか変わらないので、メアド変更やなんやかんやの面倒さを耐え忍んでまで変えることはないか、と見送っていた。

 

 6月から7月にかけてeoの接続が不安定な日が続いた。噂ではサーバがDDoS攻撃に遭ってるとかいないとか。

 その間ルータにGoogleDNSを設定してやりすごしたが、やたらと長かったので他のプロバイダに変えてみようかしらん、と久しぶりに調べてみたら驚いた。auひかりで(うちはスマートバリューで携帯代を抑えているので、フレッツには行けない)税抜月額三千円と少しですむプロバイダが出現していたのだ。ただし2年間限定ではあるが。

 おまけに、携帯がauなので自宅の電話の着信をSMSで知らせてくれる無料のサービスが使える。家電自体使う機会は減っているので、有料で転送をかけるほどの必要性はないが、無料で教えてくれるならありがたい。

 たまにはプロバイダを変えてみてもいいかなあ、と気持ちがゆらいだ。

 

 問題点は以下。

 マンションタイプにもいろいろあるが、うちはそんな最新型の住宅ではないので、電話線を使って分配するVDSLというタイプになる。設備までは太い流れが来ていても、その先個別の住居ではそれなりの速度しか出ないのが普通。

 

 しかも、契約者が多いと「分け合う」ので遅くなる。うちの建物に何人契約者がいるのかがわからないし、その中にヘビーユーザーがいたりすると厳しいことになる。

 千数百円の差額は魅力だけど、メリットとデメリットを秤にかけると及び腰になる。

 ちなみにうちの回線は、数年前に急に速度が落ちた時期もあったが、今は安定して下り80Mbps前後出ている(上りは20Mbps程度)。これがVDSLだとどれくらい出るか調べてみたが、大体40~50Mbpsくらいのケースが多かった。

 元々はそこまで早さにはこだわらないのだが、今は家の中にスマホ使用者が3人いて時にWifiの取り合いになるので、数値は高いほうがいい。

 

 ・・・と悩んでいるうちに月をまたいで、プロバイダのキャンペーンの値引き額が数百円渋くなった。差額は縮んでほぼ千円に。それくらいなら安定して速度が出ている回線を維持していたほうがいいのかもなあ・・・・。

 

 ちなみにeoで困ったことは、集合住宅に住んでいるのに成り行き上ホームタイプで高くついていることのほかには、ファイバーの引き込み工事のために玄関先の美観が少し損なわれていること。それくらいだ。VDSLにしたらモジュラージャックから配線をとるので玄関まわりは少しはましになる。悩むなあ。